白山市の地酒として吟醸酒、大吟醸酒、
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日本酒の生酒と生ビール
酒販店で生の缶ビールが24本入ったケースが冷蔵庫ではない場所に積まれているところをご覧になった方は多いと思います。
日本酒の生酒の場合は要冷蔵なのにどうして生ビールは常温保管でも差し支えないのでしょうか。
これは日本酒とビールの造り方に大きな違いがあるからです。
ではその違いを簡単にご説明しましょう。

日本酒はもろみの中で米麹から溶出した「酵素」が米のデンプンを分解しながら酵母菌がそれを醗酵によってアルコールに変換しています。
このため、搾りあがった日本酒には「酵素」が多く含まれています。

日本酒に対してビールの場合は、麦芽に含まれる「酵素」によってデンプンを分解したものを一度「煮沸」する工程があります。
この時、「酵素」は熱によってその働きが失われてしまいます。
酵素の含まれていない麦汁に酵母菌を加え醗酵させるわけですので、出来上がったビールには麦芽由来の酵素が含まれないことになります。
通常のビールはろ過がなされ酵母菌が完全に取り除かれていますので、冷蔵保管しなくても品質の劣化は急激に起こりません。
ただし、酵母菌を含むビールの場合は温度によって醗酵が継続することがあることと、酵母菌の死滅による品質の劣化を防ぐためにも低温保管が必要です。

以上のように日本酒の生酒と生ビールとでは「酵素の有無」という大きな違いがありますので、くれぐれも日本酒の生酒を保管するときは冷蔵庫でお願いします。


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